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医療の現場で活躍中の先輩たちから

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確かな1年間

福岡大学医学部卒、内科医
勉強をろくにせず遊んでいたために、「全寮制」の新生学寮に入ることになりました。高校卒業後、3年間も空白だった私は、1年間の寮生活に不安を抱きました。しかし、それでも、早く医学部に合格したいという気持ちが強かったと思います。入寮後の生活はいまでも鮮明に憶えています。模擬テストの成績が悪くて学寮長からこっぴどくしぼられたこと、早朝まだ寝ぼけた状態で走ったランニング、夜半にまで及んだ時間外の個人レッスンなど、当時は苦しかったことも、今となっては懐かしい思い出のほうが強く残ります。とくに寮の仲間と食べた夜食は、食パンやカップラーメンというささやかなものでしたが、おいしかったことを憶えています。長いように思えた1年間もあっという間に過ぎました。医学部に合格したあとも、進級テスト・卒業試験・国家試験といろいろ困難な関門がありましたが、新生学寮で身につけた忍耐で乗り越えることができたとつくづく思っています。


講師、僚友に支えられて

佐賀大学医学部卒、麻酔科医
 私は、文系の大学を卒業した後の再受験でしたので、忘れてしまった知識だけでなく、新らしく勉強しなければならない理系科目のことや、当時の受験動向など、知らないことだらけでした。
 いろいろあった不安も、心配している暇もない程忙しい毎日で、気がついたらしっかりと受験生のレールを走っていました。勉強するしかない環境におかれ、基本を繰り返しおぼえる単調な受験生活ですが、先生方のユニークな魅力のおかげで、結構楽しく毎日を過ごしていたように思えます。各講師とも尊敬できる先生方であり、同じに信頼と親近感を今でも抱いています。
 もう十数年も前になりますが、今も思い出す場面はたくさんあります。中でも、共通1次試験を受けにいく朝、2階の窓から”頑張ってこいよ!”と手を振ってくれた私大組のみんなの顔を忘れることができません。そんな訳で、いつの間にかOB会も発足したという話を聞いております。
 いろんな事を学んだ1年でしたが、何よりも、新生学寮にきて初めて受験勉強とはどういうものか知りました。遠い遠い昔の現役の受験生だったころ、志望校に入れなかった理由も新生学寮で悟った気がします。現在の私が在るのは、あの1年を新生学寮で過ごせたおかげだと、いまもなお感謝しています。


あこがれの医科大へ

岩手医科大学進学、麻酔科医
 私にとって新生学寮はとに角いい結果を出させてもらって有り難いの一言に尽きます。それまでが何連敗もしていたので二浪目に学寮に入ったわけですが、先生たちがとても親身になって熱心に指導してくださり、また食事が大変おいしくて、朝、昼、晩の三食をきちんと食べていました。
 学寮の一日は朝から夜までスケジュールがきまっていましたが、それに従って生活していればそれ程無理なく自然な生活リズムが見について、効率よく勉強ができました。あこがれていた岩手医科大へポンと合格することが出来て、あの時は夢かと思うほどうれしかったことを思い出します。入寮まもない五月頃、寮母さんから「今の成績からのスタートでは岩手医科大はとても無理よ」と保証されるほどの学力だったのです。でもその後会うたびに寮母さんは「あんなこと言ってごめんね」とうれしそうに謝ってくださるのですが、何もかもが今はとても懐かしくて、あの一年は私にとって、何にも替え難い貴重な一年であったと心から感謝しています。



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